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マイケル・コナリー作品

マイケル・コナリー。

凄い作家。

20年ほど前から作品を読み続けてるが、凄いとしか言いよう無し。

全てが水準以上のため、「彼のベスト作品は、次の作品」と評されている。

意味、分かるよね?

出す前から映画化権が売れるが、ハリウッドでの映画化が進まない。

CGに向かないし、心理描写やらどんでん返しの描写が難しいからだろうか?

マヒューマコノヒューが演じた「リンカーン弁護士」くらいか。

作者が頭にきて、映画化権を買い戻して、自分で作ってる。

それも凄いね。

アマゾンプライムとかで観れるらしい。

でも、本で楽しんで欲しいね。

最初にページから最後まで、飽きさせない。

ただただ、ページを捲るだけ。

ページターナー、っていうんだぜ。

最近しばらく出てないので、最初の作品から全て読み返した。

全く素晴らしいの一言。

初期の作品には携帯電話は出てこない。

最近は、PCをどうにか使いこなす主人公になっている。

これって凄い。

時代を超えて、主人公が成長し年老いている。

主人公の名は、ハリー・ボッシュ

ミッキー・ハラーはリンカーンに乗った弁護士。

レイチェル・ウォリングはFBI捜査官。

まだいるが省略。

全ての主人公が生き生きと描かれている。

また、主人公同士が、お互いの作品に登場するのも良い。

コナリーに匹敵する作家は、唯一ローレンス・ブロックのみ。

コナリーの主人公は、上記の複数。舞台はロスアンジェルス

ブロックの主人公は、マット・スカダーと泥棒君。

マットの舞台はニューヨーク。

ブロックは相当のお歳でもう作品は書いていない。

もっとマットを読みたい、なんちゃって。

当たりはずれが無い、と言えば、ドン・ウィンズロウもページターナー作家。

ハリウッドでほとんどの作品が買われており、映画化も近いそう。

いやー、良い本って、ホントウに良いですね。